| 2024年5月10日(金) |
| ★新庁舎等の整備に向けて基本方針を策定 |
 |
| 福祉施設と中央公民館複合化、市民会館単独整備−名護市 |
名護市は、老朽化している同市港地内の市庁舎と市民会館の建て替えに向けて「名護市庁舎等更新検討に関する基本方針報告書」を公表した。報告書には、新庁舎に福祉施設と中央公民館を併設し、新市民会館(ホール)は単独整備が望ましいとする方針を盛り込んだ。
新庁舎の建設候補地は、県立北部病院エリア(大中、約３万��)と名護商業高校跡地エリア(大西、約５万��)の２カ所が優位としている。新市民会館は現在地(港、約４万9,000��)と再開発地域(城、約6,800��)、県立北部病院エリアなどから検討する。
施設規模と概算事業費(設計･監理費、本体工事費)は、新庁舎が１万8,000�屐腺泳�9,000�屬燃技算�業費121億1,700万〜127億8,300万円、中央公民館が2,757�屬�19億4,000万円、福祉施設が1,419�屬韮慌�6,000万円を想定。市民会館は5,338�屬�55億7,500万円を見込んでいる。
事業方式は、従来方式、ＤＢ方式、ＤＢＯ方式、ＰＦＩ方式を検討する。新庁舎整備の取り組みを優先的に進め、引き続き現庁舎等の取り扱い(保存･利活用、跡地活用等)を検討し、その後市民会館を整備していく計画。
現庁舎は、ＳＲＣ一部ＲＣ一部軽量Ｓ造３階建て、延床面積7,489.5�峙�模。築42年が経過しているほか、2014年度に実施した耐震診断で耐震性不足が指摘されている。市民会館は、ＲＣ造２階建て、延床面積9,514�屐�ホール(文化施設)、公民館、福祉施設の機能を有している。築39年。
現庁舎については、市民から保存･活用を望む声が多いことから、民間活力導入を含めた活用方法を検討する。
市では、今年度に学識経験者や市民代表者等で構成する「名護市公用公共用施設設置検討委員会」を設置し、引き続き整備の方向性について検討を進めるとしている。５月７日には同検討委員会運営支援業務の公募型プロポーザルを公告した。参加要件は県内に本店･支店を有する単体またはＪＶ。参加表明書を16日まで、企画提案書を28日まで受け付け、６月３日のプレゼンテーション審査を経て１週間以内に特定結果を通知。６月下旬に契約締結する。業務内容は、検討委員会に係る運営支援、庁舎の会議体に係る運営支援など。履行期限は25年３月31日まで。委託上限額は1,172万円(税抜)。 |
|
